ページのまとめ
  • スマホでも、パソコンと同じように投資情報収集や株の売買ができる
  • スマホでの取引では、専用アプリを使うとやりやすい
  • ほとんどの証券会社では、専用アプリを作成し、配布している

スマホアプリがあれば、サラリーマンでもラクラク株式投資

手のひらで自由自在にインターネットが使えるスマートフォン(以下スマホ)の普及により、外出先でも簡単に株取引ができるようになりました。ただ、スマホは画面が小さいため、ブラウザアプリで取引するには使い勝手がよくないこともあります。

そこで、多くのネット証券は、スマホでの株取引に特化した専用アプリを無料で配信しています。これらのアプリは小さな画面でも見やすく、操作しやすく設計されており、使い勝手が非常にすぐれているのが特徴です。パソコンが使える環境でも、あえてスマホアプリで取引しているという投資家も少なくありません。

株価チャートや指標、ニュースや四季報もチェックできる

たとえば、SBI証券では、「HYPER 株アプリ」という株取引専用アプリを、AppStore(iPhone)とGoogle Play(Android)の双方で配信しています。

このアプリを使えば、日経平均株価や為替相場などのマーケット情報はもちろん、口座に保有している銘柄の状況も一目でチェックできます。気になる銘柄を登録し、値動きを継続的に監視したり、銘柄名やコードで銘柄を検索し、チャートや各種指標、会社四季報やニュースを確認したりすることもできます。

注文機能も充実しており、通常の指値や成行はもちろん、トレンドに乗るための逆指値注文や買いと売りの注文を株価ごとに一覧できる「板」をタップするだけの「板注文」、ワンタップで注文できる「スピード注文」など、初心者から上級者まで必要な機能をそろえています。

加えて、タップやスワイプで直観的な操作ができるうえ、ログインや注文時のパスワード入力も設定で省略することが可能なので、スピーディーに操作できます。

ネット証券各社はアプリの高機能化にしのぎを削っている

株取引や相場チェックをスマホアプリで行う人が増えていることから、ネット証券各社は続々と専用アプリをリリースし、提供後もバージョンアップによる機能や使い勝手の向上を図っています。

SBI、マネックス証券、楽天の3大ネット証券はもちろん、カブドットコム証券、GMOクリック証券、松井証券、ライブスター証券、岡三オンライン証券なども専用アプリを用意しています。マネックス証券や楽天証券などではiPad専用の別アプリを用意しており、タップ&スワイプの軽快な操作性はそのままに、多くの情報を一度に表示するなど大画面を活かした独自機能を追加しています。また松井証券のアプリは海外のマーケット情報やチャート機能が充実しており、投資上級者の人気が高いようです。

SBI証券「HYPER 株アプリ」のスピード注文画面
注文株数などをあらかじめ設定しておけば、「買い」「売り」のボタン1つですぐ発注が完了する
SBI証券「HYPER 株アプリ」のチャート画面
高度なチャート・テクニカル指標も確認できる
マネックス証券「マネックストレーダー スマートフォン」の登録銘柄画面
気になる銘柄を最大900銘柄まで登録し、値動きを見ることができる
PC版の「マネックストレーダー」との登録銘柄共有機能も備える
楽天証券「iSPEED」のチャート画面
5分足、日足、週足、月足の4チャートを1つの画面に並べられる
松井証券「株touch」のチャート画面
タップ1つでTickチャートから月足まで7種類のチャートを切り替えられる