ページのまとめ
  • 投資には必ずリスクがある
  • 株式投資は、比較的ハイリスク・ハイリターンである
  • リスクを避けてリターンを増やすために、研究が大切

投資におけるリスクとは

株式投資は高いリターンを得られる可能性があります。その一方で、比較的リスクの高い投資です。そのために、研究や勉強が大切になってきます。

投資をしても損をする可能性のことを「リスク」と言います。どのような投資でも、投資には絶対にリスクがつきものです。リスクゼロということはありえません。

一方、投資で得られる利益のことを「リターン」と言います。つまり投資とは、あえてリスクを取りながら、リターンを目指す行為、あるいはリターンを得るためにリスクをとる行為だと言えます。

リスクとリターンの関係

リスクとリターンには、比例するような関係があります。「ハイリスク・ハイリターン」という言葉は、多くの人がご存知でしょう。ハイリスク・ハイリターンとは、「リターンが高い場合は、必ずリスクも高くなる」という、金融における原則を表した言葉です。大きく儲ける可能性が高い場合は、大きく損をする可能性も高い、ということですね。

一方、リスクが小さい金融商品は、リターンも小さくなります。これをローリスク・ローリターンといいます。

株式投資は、ハイリスク・ハイリターン

世の中にはさまざまな投資対象となる金融商品があり、そのリスクとリターンの度合いは商品によって異なります。

たとえば、銀行の定期預金は、預けたお金(これを元本といいます)が返ってこない可能性は、ほとんどゼロです。その代わり、リターンとなる金利も、かなり低くなっています。典型的なローリスク・ローリターンの金融商品です。

また、国債などの債券も、定期預金ほどではありませんが、ローリスク・ローリターンの金融商品です。

不動産(アパート・マンション投資など)は、一般的にはミドルリスク・ミドルリターンといわれます。これは、比較的安定的に家賃収入が得られることと、不動産価格の値動きは、株などと比べれば穏やかなことが理由です。

そして株式投資は、基本的にハイリスク・ハイリターンな投資です。株を買った会社がつぶれてしまえば、株の価値はゼロになります。反対に、株価が5倍、10倍になることもあります。株は値動きが激しいのです。こういったリスクを完全に避けたい、と思う人は、そもそも株式投資をしない方がいいでしょう。

ただし、そのリスクは、どの会社の株でも同じわけではありません。まず「絶対に潰れる可能性はないだろう」という会社と「ちょっとやばいかも」という会社があり、しっかりとした基本知識を身に付けた上で、日頃から銘柄研究をしていれば、後者の会社を見抜くことはさほど難しいことではありません。

高いリターンを求めるには、研究は欠かせない

貯金をするのには、研究や勉強の必要はほとんどありません。せいぜい、銀行ごとの金利の違いと、手数料の違いを調べるくらいでしょう。それは、貯金のリターンが低く、そのためにリスクも低いからです。

株式投資は高いリターンを求める投資です。そのために、リスクも高くなります。そこから、研究をしっかり行う必要が生じるのです。高いリターンを求めながら、なるべくリスクを減らしたいのであれば、研究の手間を避けることはできないと考えましょう。

本サイトには、そのためのヒントが詰まっています。ぜひ全体を通して読んで、株式投資による高いリターンを目指してください。